いびき防止用器具

いびき防止装置や防止器のような、マシーンは未だ開発されていませんが、いびき防止用の器具は、たくさん販売されています。その中でも有名なのは、南アフリカ製の「スノアガード」という、マウスピースで、ボクシングの試合で使われるマウスピースのように口の中に入れて使います。マウスピースを入れることで、舌が下がらないようにします。その結果、気道が狭くなって空気抵抗が生じなくなることでいびきもかかなくなります。

長嶋茂雄さんも使っていたいびき防止器具

マウスピースを付けたからといって、口で息ができなくなる、というわけではないのです。マウスピースは、ただ、口が開いたままになりにくくするだけのものなのです。それから、いびき防止用の器具として、通販でも人気のある「ノーズ・クリップ」という、鼻に装着する器具があります。これは、長嶋茂雄さんが使っていたことでも有名です。いびき防止だけではなく、疲労回復や運動能力を高めるものとして使われることもあるため、スポーツ選手にも愛用されています。ただ、鼻に装着する、ということで、就寝時以外に利用するとなると見た目が悪いため、ファッションセンスを問われることもあるようです。また、「まくら」も、いびき防止用の器具として扱われる場合があります。いびき防止には、快適な睡眠を取れるようにすることも大切なのです。そのためには、自分に合ったまくら選びが重要です。

いびき防止の方法を考える

いびき防止対策として市販されている、いびき防止用グッズを用いるのも良いのですが、いびき防止の方法を自分なりに考え、普段から気を付けることも大切です。いびきをかきやすい人というのは、肥満症の人、仰向けで寝る人、口で呼吸している人、などと言われています。肥満症が原因でいびきをかく場合、肥満を改善させれば、いびきも改善できます。同様に、仰向けで寝る人は横向きで寝るようにし、口で呼吸する癖のある人は、口を閉じて寝るように心がければ良いのです。これらのことをするだけでも、十分、いびき防止につながります。それから、いびき防止のための体操もあるようです。「まんが みみ、はな、のどシリーズ・5」の「いびきをかく夜は恐ろしい…」という医学コミックに掲載されています。監修・解説には、耳鼻咽頭科の院長や医科大学教授、耳鼻咽頭科客員顧問など、多くの専門家が携わっているため、この体操には説得力があります。やり方は、まず、あごを上に向けて口を大きく開け、舌を上下に動かします。それから、舌を左右にゆっくり動かします。そして、二本の指で耳の下をマッサージします。これを毎日10回続けるだけで、いびき防止に効果があるそうです。このように、いびき防止には面白い方法もあるため、自分には、どのタイプが合うのかを考えてみることから始めるのも良いでしょう。